同じ土俵にあがらない
こんにちは、ますだです。
昨日、スポーツ雑誌「Number」のプロレス特集号を買いました。
今月に入ってから、ずっと欲しいと思っていたのですが、なかなか購入できず、やっと昨日手に入れました。
今から読むのが、楽しみです。
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さて、何をやるにも、「世界観」のあるなしはとても重要だと思っています。
どんなに性能が優れていても、そのもの自体に「世界観」がなければ、生き残れません。
例えば、スマートフォン。
機能の良さや他との機能の違いを追求したのが、
富士通、
カシオ
などの国内メーカー。
対して、Appleは、スティーブ・ジョブズの「電話を再発明する」を合言葉に、iPhoneを通じて世界観を追求しました。
Appleが訴えたのは、機能ではなく、「iPhoneを持った世界がいかに素晴らしいか」。
結果、どうなったか?というと、
先ほど挙げた国内メーカーは、スマートフォンを作るのを辞めました。
一方、Apple社のiPhoneは、日本国内で圧倒的なシェアを獲得。いまや「スマートフォン=iPhone」というイメージが定着しています。
Apple社は、「機能を追求する」他社と同じ土俵には、上がりませんでした。
これって、プロレスラーの人気のあるなしにも当てはめることができます。
今、人気のあるプロレスラーって、
「世界観」を打ち出せています。
「世界観」がしっかりとファンに伝わっているからこそ、人々はその選手に熱狂します。
今まで実力があるのに、くすぶっていた選手が何かのキッカケを経て、「世界観」を打ち出して一気にブレイクしたって例はいくらでもあります。
だから生き残れたんです。
商品を、他者に売るときには、そのものの世界観をどれだけ伝えることができるかがカギです。
優れた販売員さんて、性能の良さを伝えるよりも、その製品が持つ世界観を伝えることがうまいんです。
性能の良さをいくら説明されても、
「ふーん、そうなんだ」って感じですよね。
プロレスラーの場合は、「選手としての自分」
の世界観を打ち出し、伝えています。
でも、これって「誰もいない場所を見つけましょう」ってことではないんです。
「誰もいない場所」を見つけようとすると、不思議なもので、なかなか見つかりません。
自分は何が得意で?
何が好きで?
何がキライで?
どういう世界が理想で?
どういう価値観に共感できるのか?
などなど、自己対話を通して、
自分を知ること。
そのうえで、打ち出したい「世界観」を明確にする。
でも、「世界観」が明確でなくて、最初は、ぼんやりしたものであったとしても、徐々に「世界観」は作られていきます。
個人の場合、「世界観」って、
その人の日々の
思考や考え方、
生き方、
から、自然とにじみ出るものなんですよね。
だから、結局、人間性を高めるっていう結論に行き着いてしまうんです…。
ショートカットできないんですよね。
でも、自分の「世界観」を作り出すうえで、
他の「世界観」に数多く触れることは、とても役に立ちます。
映画
小説
音楽
アート
スポーツ
などなど。
複数の「世界観」の共通点を見つけて、それらを組み合わせて、自分の人生に掛けることができれば独自の「世界観」を作り出すことができると思います。
そう考えると、世の中にあるものって、どれも学びの対象になりますよね?
人生に退屈する時間なんてないわけです。
だって、これだけ世の中は、学ぶものであふれているんだから。
そんなことを考えた、ある夏の日でした。
それでは、また!
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